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盲目のフライト
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作詞 おつまみ |
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思い巡るのは夜ばかり
特別暗いわけじゃないのに なんでだろうか
見たい世界に 正解が欲しい
手をつないで歩く道 聞こえるのは番いのことば
他人に迷惑をかけないように
人に嫌われないように
うなずく僕は 星になりたかった
思いの重いこの世界で 数えきれない手があって
その手の温度を確かめる
外見じゃわからない
皆持つ 心の傷口は
自分じゃ届かない場所にあった
さざめく空を駆ける僕ら
空へ浮かんだ時 僕は祈ることしかできなくて
冷たい手を握り 震える体を預けた
幸福とは劣等に差し伸べられた手に手を重ね
暖めるための勇気のこと
2
錫杖が 僕を呼ぶ声が聞こえる
その声を頼りにここまで来たけれど
失敗だなんて思いたくない
見えることが正しくて
見えないことが間違いで
見えないことに苦悶する辛さも
見たくないものまで見える過酷も
何も変わらない ただのまなざしなんだ
数えきれない程の手を払い
自分の世界を相手に見せた
期待しながら 怯えながら
もしそんな世界に君と行けたなら
僕はあの雲の上を 飛べる気がする
追い風が覗く空を泳ぐ僕ら
暗いけれど 差し出された手は確かにある
震える僕の手は誰より暖かい
心の傷を塞ぐモノに名前をつけよう
まだ見つからないけれど
それを探すための 僕のフライト
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