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産まれる前に戻るだけだよ
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作詞 まこと |
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産まれる前に戻るだけだよ
無色の世界 狂おしくて 闇に逃げた
無音の世界 愛しくて 音を付けた
痛くて
居たくて
迷う事に疲れた
吐息が舞うよ
溜め息も舞うよ
貴方の声じゃなきゃ駄目 なの
私の声じゃなきゃ嫌なの
話さないで
離さないで
その瞳じゃなきゃ駄目 なの
月よ
月夜
貴方は
私を照らす
恥ずかしいくらいに
月よ
月夜
だけど
私は貴方を照らさない
私には照らせはしない
せめて
責めて
私の吐息を贈るわ
嫌なら吸い込まないで
私の瞳にもし
もし私の目に
涙が少しでも戻れば
貴方を照らせるの
かしら?
私は1人じゃない
1人が嫌いなわけでもない
その日によって
私は私の
影と
無言で歩くわ
無音の
世界が
今は 今は 私の場所なの
なんだか心地よくて
少し空しくて
自分に酔いしれたりして
月が照らし
咲いた花の命
瞳
私の眼差しから
転がり落ちた
無色の雫
無臭の世界
消えゆく意識
花よ
私を
その香りで染めてよ
花柄の衣装で歩くから
歩きますから
お願い
お願いします
貴方の花で香水作るわ
誰にも売らないから
風が誘う
靡(なび)く髪
そのゆくえのまま
怖くない
怖くはない
少し怖いだけ
ほんのすこしだけ
産まれる前に戻るだけだよ
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