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ただ幻想に浸りたいだけのもの
作詞 ao
今宵だけは姿は現さずに そう囁いて
素敵な夜の世界へ誘おう

レンガの道を越えて 秘密の箱庭 薔薇色アーチの先
曇り一つない神秘の花たちに 足踏みに合わせて
蕾も傾げて微笑んで
街灯ネオン眩しすぎるくらい 私を照らす
君が望むのなら
魔物も騒ぐ一夜限りのパレードを
炎を身にまとう 踊り子幻の夢
手を伸ばしてはいけないよ
一度踏み込んでしまえば 君も永遠の虜
感情の全てをのせて 悲哀と共にパレード

快楽の渦に呑み込まれ 想いのままリズムに合わせたら
ほら
思い詰めた記憶も全部投げ出して 軽やかにステップ
きっと皆同じだ 世界の隅で泣いてた君だって
神に与えられた理由を背けるように忘れて
魔物と共にパレード
仮面つけた人々の群れ マスターが微笑んだら
妖艶なショーの幕開けさ

知らぬままに心は開いて子供のように駆け出す君
あちらには何があるの? お月さまは笑いかける
無邪気な瞳は甘美の印 真っ赤なお月様は笑みを浮かべて
こちらには楽園 悪魔たちの夜会お入りなさいと
煌びやかなドレスコードで さあ 恐れずに
美しい光景と漂う甘い香りに誘われて 心は奪われ
それは漆黒に幻と共に落ち行く運命 君も今日から住人
どうして何かが可笑しい ここは
全て失ってしまえば全ては美しくなる
真っ赤な命を求め続けて
君にはとっておきのステージを見せて差し上げよう

紛れ込んだ私一目散に駆け抜けて どこへ行くの
カーテンコールはまだまだ
明晰夢の感触は身体に染み付き滴る
真っ赤なお月様は涙を浮かべて

血肉の混ざりあう腐敗臭死人のうめき 踏み鳴らして
繰り返し続く私
飛び越えた先ただ鳴り響くだけの 貴方の残響
難しくなんてない君は君のままで そしたら
永遠に終わることなんてないのに ほら もうおしまい
悪夢という名の虚像と楽園を 必要とするたった一人の君へ
呼び掛ける声に 光に群がる愚者の礎 耳を塞ぎなから

もうすぐお目覚め?
我に返ってもまだまだ夢の中 灰色が薄れる光の馬車
次はどこに行こうか
生死のさまよう道筋 過ぎ去って行く永遠の時の中で
薄れる貴方の影
物語はもう一度出会うときまで 瞳に閉じ込めておいて
魔法をかけよう 禁断の契約で
闇の炎は瞬く間に 光に包まれて

触れる長い髪 
指先でからめとる
そっと口付け
またどこかで

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル ただ幻想に浸りたいだけのもの
公開日 2020/11/04
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 今は幻想に浸りたいだけです
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