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【Rain】
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| 作詞 Kite |
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打ち付けた雨粒 ささやかな温もりと
流麗のような君の黒髪がきれいだった…
晴れやかな日のこと
隣を歩く君との僅かな距離
もどかしかった
曇りの日のこと
前を歩く君の背中が遠くに感じた
雨の日のこと
降り注ぐ雨―レイン―のおかげさま
君との僅かな距離を縮めてくれる
二人で吐く白い息が
わだかまる気持ちを騙してくれた
打ち付けた雨粒 ささやかな温もりと
面影るような君の横顔が美しい
暗い陽だけど 明るい日だった
僕の矛盾した言えない本音
恵みの雨―レイン― ありがとう
信じてた周囲に欺かれて
広い部屋の隅
乖離してしまった僕の身体と心
乾ききってしまった身体
荒んでしまった心
涙を流して 声を枯らした
窓に打ち付ける雨音は
僕を穿つ凶器だ
無気力に一人で歩く歩道橋
傘もなく濡れてしまった制服
欲しいのは優しさじゃない同情じゃない
共感だ ちっがうよ！
本当は誰か一つの温もりだ
なんて残酷な雨―レイン―なんだ
雨の日のこと
僕と君で歩くいつもの廊下
「傘を忘れた」と昇降口で付いた嘘
君の傘一つで帰るいつもと違う体勢かたち
君の傘は君と同じでとても小さくて
濡れた左肩と自然と触れ合った右肩
そこから伝わる体温―おんど―
雨のち晴れの日のこと
仄暗い曇天見上げた
雲間から日が射して
七色の軌跡が顔を出した
ある雨の日のこと
差し出された一本の傘
見上げた先に……
打ち付けた雨粒 ささやかな温もりと
流麗のような黒髪が翻り見えた君の笑顔が眩しかった……
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