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磁石のよう
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作詞 黒川達也 |
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ムチのような雨が降り
僕たちは傘を取り出した
こういう時、傘は一つなんだろうけど
二人の距離は見かけによらず
ひらりと舞い落ちる枯れ葉
その葉は水たまりに集う
そんなところに注目しないで
やるべきことがあるんじゃないか
同じ極の磁石のように
僕たちの距離はくっつかない
手を伸ばそうとしても
その答えは受け取れないとわかる
僕は君と一緒にいたい
けれども僕は君と隣にいない
話しかけようとしても
君の眼は集う枯れ葉に
帰り道、雨が強くなり
僕たちはズボンは濡れて
こういう時、どうすればいいかなんて
今の僕には答えがわからない
ぴしゃっとはじける水たまり
それはお互いの靴を濡らす
君が心配で顔を覗き込んだけど
君の顔は僕より濡れていた
同じ極の磁石のように
僕たちの距離はくっつかない
その原因は僕なのかな
僕が変わらないとだめなのかな
君は僕と一緒にいたい?
答えが怖くてそんなの聞けないよ
こんな僕が悪いんだよね
君は待っててくれるかな
千載一遇だった僕たち
君の笑顔の温もりに惹かれ
君にアプローチをして
幸せにしたいと心の中で
君はどう思ってるのかな
僕は君の何万粒の涙を
見届けてきたけど
もう泣かせない
大好きな君の笑顔で
心の曇りを日本晴れに
異なる極の磁石のように
僕たちはずっとくっつきたい
僕が変われば引力が起きるよね
僕は君と一緒にいたい
君も同じことを思ってくれるように
泣かせない 悲しませない 心に決め
傘を捨て君を抱きしめる
僕の胸に頭を押し付け君は
「優しいね」とつぶやく
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