|
|
|
半殺しマーメイド
|
作詞 南 東西 |
|
だいぶ前に君に贈った 青い人魚のキーホルダー
今時なんでこんなものをと 笑う君に僕は苦笑いを返した
思い返せば 我が儘だらけの 幼い恋だったね
最初で最後のプレゼント 笑顔の君によく似合っていた
ツンとした横顔が君に似てるから、なんて
恥ずかしくて言えるはずもなかった
人魚姫は 恋が叶わないと泡になって消えるんだ
可哀相だと子供の頃は思ったけど
いま恋を知って失う痛みを知ったから
大好きな君を好きなまま 消えてゆけたらって そっと願うよ
都会の音が飽和する 泥だらけのこの街で
君と生きていたことが 僕の一生の宝物さ
外されていたキーホルダー
そのメッセージが僕には分からなかった
もし人魚姫が恋を失っても生き続けるのだとしたら
新しい恋を見つけるのだろうか
僕にそんな強さがあるのなら うちひしがれた人魚姫のように
半殺しマーメイド
泡になることなく 生き続ける僕ら その恋にはきっと意味がある
君との時間が 泡になっていく でも心は決して忘れないから
外したキーホルダー ずっと持っていて
いつか「幼い恋だったね」と笑い合えるように
半殺しマーメイド
半殺しマーメイド
|
|
|