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Mr.Merry X'mas
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作詞 南 東西 |
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星降る聖夜の明かりの下で 凍えた右手を隠して歩く
行き交う人の愉快な歌は 僕の耳には届かない
星降る聖夜の寒さの中で 手袋はめた両手をかばう
過ぎ行く人の楽しい顔を 見ないふりする僕がいる
手と手で触れ合う温もりは 小さい頃から知ってるつもり でも
手を繋ぐ 温かさより 手袋外す寒さが怖かった
クリスマスソング 聞こえてきても 僕一人じゃ歌えやしない
刻む足跡 独りの証 僕の右手はポケットの中
凍えた身体が震えても 僕の喉は まだ震えない
寒さの張り付いた空の下で 自分を表す言葉を探す
手を繋ぎ歩く恋人たちに “人”と名付けた僕がいた
出会いがあれば別れがくる 幼い頃から知ってるつもり でも
人と出会う嬉しさより 別れる悲しさが恐いんだ
クリスマスソング まだ歌えない 僕一人だけの低音だけじゃ
響く足音 空っぽの証 僕の左手は繋がれないまま
孤独を恐れて震えても 別れから逃げて怯えても
冷めた右手は人を求めた 凍えた喉は歌を欲しがった
心が誰かを求める この手が温もりを探す
孤独な僕の中で 手袋の檻の中で
誰かがいなきゃ 生きられない 今でもしっかり知ってるつもり でも
人と触れ合う温もりは 僕にも許されるのかな
クリスマスソング 孤独な僕よ 君も“人”だ 何を恐れる
震えたがる喉 渇いた唇で 涙の味に気付いたなら
クリスマスソング 檻を破って 凍える両手で指揮を執ろう
震える喉 観客に向かい 一人ぼっちのオーケストラ
クリスマスソング 歌えばきっと 恐さは消える
クリスマスソング 恐さを知る歌は 誰かに届く
クリスマスソング 君はまだ
クリスマスソング 歌ってないだけ
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