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桜が舞う頃に
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作詞 飲んだくれ呑み太郎 |
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辛くながい道を歩き続けた先は
寒く重い冬が通り過ぎてゆき陽だまりに照らされた
通いなれた道に植えられた木の枝に
一つ二つと桜の花弁がひっそりと花開く
今年も物悲しい季節が巡り
年を重ねてゆく
春のにおいが頬を伝ってゆき
花びらがユラユラ舞うよ
辛くながい道を振り返ったならば
見渡す限りの花びらだけが敷きつめられていた
四季の中で春が一番短いと
見失って他に目移りするとすぐに夏が来る
今年も物悲しい季節が巡り
歩みを重ねてゆく
春のにおいが頬を伝ってゆき
花びらがヒラヒラ舞うよ
時代は移ろってゆくけれども
人の営みは
絶えずに澄んだ春の川のように
静かにやさしく流れる
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