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青い文学
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作詞 Maple |
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君はいつもの席で
また太宰治を読んでいる
静寂と隙間風と
斜陽に染まった教室で
僕にはそんな君が
とても美しく見えたんだ
綺麗な紙に綴られた
小説の1ページみたいで
「また来たの?」
って君は言う
「また来たよ。」
って僕は言う
世界にとって何でもない
この時間を僕は青春と呼んだ
いつか君の手が
最後のページをめくって
青春が終わることを
僕らは気づいてた
それでもいいんだ
この瞬間に意味があるから
君と僕のこの物語に
名前はまだない
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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