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幸せとは
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作詞 心から愛を伝える表現者 心愛 |
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あの日燃えるように痛かった
溺れるように苦しかった
それは…今も一緒に鼓動を刻む
艶(あで)やかな新緑は そこに映らず
猫のように丸まった影が ポツリ
アスファルトの上 甘い蜜に群がる
蟻の生きる意味を考えていた
昔聞いた童話の
悲しい色のアヒルの子
真っ白になってあの空に…
進む足があるのなら
見つめる瞳(ひとみ)があるのなら
叫ぶ声があるのなら
今なら見えるでしょ
ほら……
同じ景色で同じじゃない
流れる歌もそのリズムも
それは……きっと言葉で描(えが)けないような
穏やかなはじまり そこに風吹く
紅を纏(まと)い和らいだ粒が ポツリ
傾いたまま 古いベンチ変わらず
今も公園に佇んでいた
背筋伸ばす未来
培った根を足元に
凛として美しい
掴む指があるのなら
聞こえる耳があるのなら
波打つそれがあるなら
今なら見えるでしょう
ほら……
幸せは、きっと
与えられるものじゃない
進む足があるのなら
見つめる瞳(ひとみ)があるのなら
叫ぶ声があるのなら
今なら見えるでしょう
ほら……
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