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No.75
作詞 歪み
 本当はただ泣きたかっただけだ
 何の言葉もいらなくて 触れたりする必要もなくて
 ただ背中合わせで座ってくれるだけで良かった
 その背中の温もりさえあれば良かったんだ
 ただ それだけあれば
 汚い言葉とか 乱暴な言葉を吐かずに
 ただ 泣く事だけに全力でいられた
 その方が誰も傷付かない 罪悪感もない

 疑問することなんて忘れて
 やりたい事よりも やらなきゃいけない事だけで
 毎日が消費されていって それに慣れてしまった
 人生なんてこんなもんだ、なんて悟ったふりをして
 本当は面倒臭いだけ 他力本願なだけ
 新しい何かをする為の勇気も準備も気力もない

 身に覚えのある行為で固めて 変化のなさに安堵しながら
 心の奥底で 刺激を求めて 馬鹿を見る
 
 いったいここには何があるの
 踏み固めた足元の人生は頑丈だけれど
 代わりに周りの壁はとても脆くなった
 このままでいい このままがいい
 変化なんていらない 変化が欲しい
 手を伸ばしてるだけだ 足は 埋まってた

 知らない事をするのは怖いでしょう
 はじめましては不安で恐ろしいでしょう
 何度も考えたでしょう
 子供の頃 親がしてくれていたように
 誰かが準備をしてくれればいいのにって

 投げて 投げて 投げて 泣いた
 そのうちに 泣く事すらも億劫で投げた
 罵詈雑言と酔っ払いに乾杯した
 爛れていく 廃れている 惨めだ

 ひとりじゃないから あんたがいるから
 ごめんね いつも 困った笑顔ばっかり
 やめようって思ってはいるよ 思ってるだけ
 
 やっぱりまだ怖いから 一人じゃ歩けないから
 ただ弱った時に 後ろにいてくれれば良いから
 背中を押したり 励ましたりしないで
 ゲームしてて良い 動画観てていい
 そこにいるだけで 救われてる
 あんたは何もしてないって言うけど
 勝手に救われてるだけだから そのままでいいよ
 そのままで いいんだよね

 当たり前じゃない「つぎ」のために
 寝る間も惜しいけれど 布団を被るよ
 今日もありがとう
 背中が暖かくて よく眠れる気がする
 
 何も言わずにただ泣いただけだった
 叫んで喚き散らすより 頭の中も心も軽かった

 
 
 

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歌詞タイトル No.75
公開日 2021/01/28
ジャンル その他
カテゴリ その他
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