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饒舌干渉
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作詞 歪み |
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夢を語る事は終ぞ出来なかった
未来の自分を作り上げることが出来なくて
無邪気に囲まれたあの頃の原稿用紙は真っ白
他人の夢を自分の夢に見立てて書いた
夢は現実に姿を変えられない
僕が僕の姿を変えられないことと同じように
叶ったよと歓喜した君は両手を天に掲げる
現実の目標に向かって歩いた君が
ただそこに辿り着いただけなのに
まるで待っていたらソイツが来たように
稀有な幸運が降って来たように
羨望の眼差しは向けられなかった
僅かでも他人に干渉しないと生きていけない彼らは
事細かに叶った夢の話を尋ねては
揚げ足とったり 比較したり 羨んだりと
毎日毎時と忙しそうにしてた
僕は君に変わる事は出来ない
彼らが彼ら以外にはなれないと気付くのは いつだ
物真似妖怪の手助けを借りたって
せいぜい似るのは外見だけだよ
隠れんぼする本質はそのままだから
演者になったとしても 所詮は演じているのだと
必ず表皮は剥がされてしまうものなの
手を取り合っても接着剤は必要ないよ
わたしはわたし あなたはあなた
聞いて欲しかったら言うから
それまでちょっと黙っててよ
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