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束縛
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作詞 歪み |
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どうしようもない事だと思っていた
逃げ出せるはずもない迷路に土足を落とした
さっきまで聴こえていた雑音は
停止ボタンを押した時のように消えた
出会わなければ良かった、なんて
本当にそう思っているなら
その目に映っている景色ごと
あなたと今の全てを否定しているんだ
退屈しのぎに蹴散らした理性
砂利道を歩くように踏み荒らす本能
抗えない欲望を抑え込み続けた反動
手持ち無沙汰と覚束ない足を払って転ばせ
絶望で崩れた顔面に接吻する
泣き言ばかり叫んでごめんね
どうしても知って欲しかったんだ
だってそうでもしないと
あなたは何も知らぬまま
存在すら無かったことにしてしまう
刻み付けるように傷付けて
生涯消えない噛み跡が 僕の生きた証になるなら
あなたが死ぬまでの幾星霜を
その証明に勝手に使ってあげるから
どうしようもない事だと思っていた
逃げ出せるはずも無かった
扉のない箱庭に飛び込んだのは
確かにこの意思だったから
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