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未練
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作詞 歪み |
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関わりなくなってから10年以上が過ぎても
あなたは僕の中から消えてはくれない
人はそれを未練と言うけれど
顔も声も思い出せない存在を
果たして未練と呼べるのだろうか
いつもは頭の中を過ぎることもないのに
不意に夢の中であなたは僕と会話をしている
声はない 顔も見えない
その時はきっと分かってるはずだ
だけど 目覚めると消えている
そこにいた事だけが残る
恨めしくもなく 恋しくもなく
ただ ただ記憶の中にいる
特徴的な人とすれ違った時のように
怖かったよ 憎らしかったよ
時が過ぎるにつれて それも無くなった
存在だけがそこにいる
今もしすれ違っても
僕はあなたに気付けないほどに
これは未練と呼べるのか
思い出ではなく 記憶でもなく
誰かはやっぱり未練と言うから
何が心残りなのか考えたけれど
やっぱりなにも見当たらなかったよ
夢の中にだけ現れるあなたを
僕は別の世界の人だと認識した
この世界にはいない人
この次元にはいない人
そう考えて納得したら
そういえば最近夢に出ないなと
やけにリアルだったあの夢の
残骸だけを思い出す
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