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七罪七夜
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作詞 歪み |
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どうやって笑っていたんだっけと
鏡に反射した自分と目を合わせて
叩き割りたくなる衝動を抑えた
他人と会話する時は
勝手に頬を吊り上げるのに
過ぎ去った瞬間に痙攣する
行き場のない憤怒を貰ってくれよ
人肌が恋しくなる時は誰も応えない
応えてくれたとしても
接触に不快感を抱いてしまうから
結局不完全燃焼で転がるだけ
掃き溜めに捨てられた色欲を腐らせて
誰のものでもない刃物を
硬くなった皮膚に押し当てた
生きる事を放り出したくなるくせに
気絶したように眠って目覚めて
身体は精神に反抗して主張する
まだ死なせないと 喉を震わす
不要な暴食的欲望は贅沢な厄介もの
どうしてお前なんかが、なんて
他人を見下しながら自嘲しきれない
本当は誰よりも上に立っていたいくせに
口先ばかりは謙虚に低姿勢
その隠した嫉妬は八つ当たりに変わる
もう全て飽きてしまった
疲れてしまった なにもしたくない
横たわる事すらも 一瞬の発声でさえも
何もかもを人任せにして
たった一つのことだけを繰り返して
想像することすらも投げやりだ
その怠惰を貫き通せやしない
罪を被って生まれてくるなら
どうして生産を望んでいるの
業を背負わせても尚 幸せを望むの
そんな傲慢はいらないから
人の形になるまえに
どうか水に流してくださいな
そうすればなにも怖くない
もう何も怖くない
強欲な全てを切り捨ててしまえば
僕は僕を殺してしまえるだろうか
けれども
そうしてまた新しい罪を背負う
おめでとう絶えることない罪人たちよ
今宵もまた祝杯を掲げよう
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