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流離え世界の畜生さま
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作詞 歪み |
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良くないことが続いている
「どうして自分ばっかり」なんて
自ら引き寄せているとも気付かずに
もうなにもしたくないと投げ出した
君の人生は世界と関係していて無関係だ
深層心理の隅っこで
もうこれでいいやと興味を無くしている
そうして引っ張り込まれた「悪い事」が
虫のように 栄養を食い続ける
飽きたなんて言いながら
当たり前のように呼吸をして
当たり前のように欲した食事と酒
なにもしたくない なんて嘘だ
もうすでに 今も 何かしてる
ナニかしようとしてる
止めたいのなら 全てを止めてしまえ
君のその生涯は 君の心理で作られる
ならば逃げてごらんなさい
泥沼のような生温い己の道から
ならばその目を見開いてごらんなさい
塀に囲まれた独房の小窓から見えるのは
わずかな砂利道の土の色ばかりでしょう
こじ開けて 押し広げて
情報量の多い視野で いくつも伸びた草原を
自らの意思で踏み荒らしてみて
そこにあるのは 手放しにされた命の全てだ
あなたが自由に扱える
あなただけが扱える 命の世界だ
君が思い悩んでいるよりも
君が恐れている君以外の人間達は
いつも自分のことでいっぱいなんだ
ならば 君も君のことで満たしてみなよ
自分の不満は 自分にしか満たせない
例えどんなものを どんな人を使っても
君が判断しなければ満たされやしない
自分勝手だって?
僕は他人のために生まれたわけでも
他人のために生きているわけでもないよ
僕は僕のために生きている
君もそうでしょう?
よく考えてごらんよ
君の全ての根本は その命から出来ている
だって 君は君以外の誰でもないその五感で
世界を認識しているんだから
人間はその根本を持って
自己満足で 他人に好かれるのだ
そうしたいからしたのだ
他人のためというけどさ
自分が そうしたいからでしょう?
望む通りに出来れば苦労しないって?
大抵のことは諦めててさ
本気でやろうとしてないだけだよ
出来ることからやればいい
そう 本当はとても単純な話だった
単純にしたくなかったから
色々なものを絡ませたんだよ
僕も 君も あなたも お前も
逃げていいよ 走っていいよ
暴れてもいいよ 閉じ籠ってもいいよ
嘆いて叫んだっていい
これが嫌だ あれが嫌だ
こうなりたい ああなりたい
声を枯らしてなんとでも叫んでいい
でも なりたい自分になろうとしてる誰かを
その努力を 姿を 全てを
あなたは嗤ってしまわないように気を付けて
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