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生産工場見学
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作詞 歪み |
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蓄えられた虚像の具現化から
彩色の失われた人形の影に怯える
隠された意識の本質は道に迷う
流され続ける生涯に「理由」はあるのか
意思なんていらない
個性なんていらない
名前という種別番号を振って
「白い兎は御伽噺です」
「わたし」をぶち壊せ
受け継がれる洗脳で満たされた
立っているこの場所が水槽の中だと
自分が濡れている事を自覚した
目を覚ました瞬間に
この意識だけが「わたし」だと知る
鋭く尖った刃物の先を向けたられた
その鋒では何も切れない
目に見えない傷ならば
それは存在しないのだと
安易に消せるはずなのに
擦り傷のようにいつまでも痛むのは
「わたしが」痛いと思っているからだ
強制的な思いやり
同調圧力の自己犠牲
言葉という差別を可視化して
それでも尚 平和と言うの
擬人化したウイルスたちよ
その繁殖力を以ってして
いつまで世界を壊し続けるの
破壊方法を増やすことが進化なら
自滅するまで喰らい尽くせよ
中途半端に心を病んだって
なにも救えやしないのだ
蓄えて溢れた虚像が暴れ出した
こうなるのではと想像出来るはずだ
想像は現実になるのだと
そう 言われたでしょう
ああ そうしたかったのか
壊したかったのか
「わたし」をぶち壊すように
全てをこわしたかったのか
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