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承認欲求
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作詞 歪み |
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歯車は外れてしまった
ずっと昔に錆び付いていた
泥沼に絡め取られた足を救い上げるには
引き上げる力が弱過ぎる
束縛された両手を握ってくれないか
たったそれだけでいい
そうすればまたこの足で歩ける
広げた掌は汚れていた
生き続けるほど黒ずんでいく
こんな手では誰にも触れやしない
だから僕は自分に枷を付けたんだ
そうしなければ僕は僕を保てないばかりか
同時に誰かを傷付ける
藻掻いた手足をおさえてくれないか
ただ唯一の凶器だから
僕らは誰もを殺せるけれど
僕らは誰もを生かし続ける事はできない
だけど だからこそ
僕らは喜怒哀楽を持ち得ている
錆びた鎖は外さなくて良いから
ただこの貧弱な僕が容易く息絶えぬように
なるべく傍にいて欲しい
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