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紫煙陽炎
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作詞 歪み |
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無知な僕は心の奥底で燻《くすぶ》るこの熱を
上手く吐き出す方法が浮かばなくて
誰かが作って繋げた言葉を叫び散らして
燃え上がらせて灰にする
そのまま風に飛ばされることを繰り返した
人の間の半端者にもなれやしない
害ばかりで一理もない紫煙を燻《くゆ》らせて
今の自分の存在もコイツみたいなのかな、なんて考えては
重ねた自分の面影を捻り潰すように
沢山の殻の詰め込まれた皿の上
火傷するにも構わずに指先で押し込んだ
そうやって嘆いた数だけ増えていく自分の抜け殻を
いつまでも捨てられずに今日も眠る
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