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血と皿
作詞 Ibu
滴れた一滴の血を
残さずに食べれたらな
その皿に盛りつけられた
血で誰かを助けられたらな

その見た目は人によっては
辛さを見出してしまうけれど
人の躰に潜むものだったんだと
血を流し込む

皿の上に乗っかった生命は
何れ私になるのでしょうか
ならば私は血になりたいな
君の躰の血肉になりたいな

何処に向かえば分からぬ者に
どうか彷徨わないでと諭して
今も流れているこの血よ未だ
止まらないで欲しいと願った

だからだろうか皿に盛りつけられたのが
全て血として繋がっている訳を

何も溢れ出なくても
躰が動いてくれるのなら
皿の色が何色だろうかそれは
関係のない事だったのだろうか

だから皆躰に閉じ込めて
皮膚の厚みで色を誤魔化して
心抉られる日々が終わる事を
血に祈る

皿の破片から出てきた血は
単純明快の些細な液体でも
人々は恐怖してしまうのを
忘れてしまう、悲しいなと

誰が迎えに来るのかと悩む人々は
その血一つで察してしまうのかな
だとしたら少し報われて欲しいな
この言霊すら伝わらないのだから

皿すら意味を込められないのにさ
血に何を求めればいいのさ

見たい人は見ればいい
見たくない人は見なくていい
現実は案外そうやって
血と皿の様にできているから

涙で溢れた皿の器
その涙すら血だと分かってしまったら
注ぎ続けるしかないじゃないか
その透明な血を

誰も行方を知らぬのだから当然
笑って泣いてを繰り返した末裔
最期の時位は私らしくさせてと
そんな音色を慣らしながらって

僕はその血肉になれたのでしょうか
無意識の獣食いから目を逸らしながら

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 血と皿
公開日 2022/08/23
ジャンル その他
カテゴリ 人権
コメント 誰もがその血を食べている
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