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風物詞
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作詞 Ibu |
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風の流れの様に
"それ"には当たり前があるのです
その言葉を簡単に云える程
それが輝いて眩しくて
春に桜が咲く様に
夏に向日葵が咲く様に
それがあるから季節を
感じられたのかな
でも、その桜は今しか見れなくて
向日葵も過ぎれば枯れてしまう
だから来年って先伸ばさずに
今を大切にしよう
この季節にはこんな事が
当たり前に継いでいる
全てをやり過ごせたのなら
その年は楽しめたって
云える機会があるのなら
それを詞にするのはどうだ?
昔の人が詩を
綴り続けた様に
秋に紅葉が現れる様に
冬に雪が降り積もる様に
変わって欲しいとは裏腹に
今年が終わってゆく
なら、何を楽しめればいいの?
歌に乗せればよかったの?
何方も何れ片付けられる
今なら間に合うかな
終わるのは寂しい
孤独も感じるんだ
心模様は四色に
バラバラになったみたいで
知恵がまだない子の様に
パズルのピースを無理やり
嵌め込んでしまったから
季節が狂ってく
何が風物なんだと
所詮は只の目印だったんだ
もう詞は交わせないのに
まだ歯車が狂った様だ
今生きている事が
人生の風物詞だったなら
もっと長い目で感情を
吐き出せたのかな
風物に詞を詩を乗せれたら
少しは素直になれたのかな
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