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命請い
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作詞 Ibu |
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「命は軽々しくない」と
何処かの老人が呟いていた
請う理由があれば一つ
命を天秤にかけていた
命があって欲しいと
願うのが僕の救いでした
願えたのが僕の救いでした
只々それだけでした
命の許可を願う、願う
そんな事しなくたっていいのに
また僕は神様に
会えると勘違いしている
「命が軽々しかったら?」と
何処かの老人に問うてみた
請い続けた訳を知りたくて
命はやはり重かった
命があったらいいなと
投げ遣りの歌でした
でだらめの歌でした
自分でも分からなかった
命の命令を待つ、待つ
今此処は何処なんだろうか
まだ生きていたいのならば
その川は渡らない方がいいのかもな
気付いたら死の前兆で
いつ死ぬが分からぬ儘で
これが寿命とかのどうしようもなさだったら
少しは安心できたのにな
命の脈動が止まる、止まる
僕は最期に命請いをした
命あってこその願いだったんだ
まだ終わらないでくれ
終わらないで、お願いだから
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