|
|
|
十中十
|
作詞 Ibu |
|
十の中に入るのは
大抵が八九だろうけどさ
一二三四五六七のぞんざい
そんな存在がいたもんだ
ならば十の中に
十を入れてしまえばいいやって
ほぼ確実な事象がさ
確実なる自傷になって
十の中に十なんてそりゃ
只の十じゃねぇかと云われたら
おしめぇだから終わりだから
言葉巧みに誤魔化したって
思いの外溢れてしまいそうで
十中十一にへと上を目指して
僅かな希望を見出した
完璧になりたかっただけなのに
天井から見下ろした
その景色は最高級で
その立場の代名詞が
十中十だったのか?
馬鹿な、そんな簡単に
見下ろせるならさ
そう思って高みを目指した
目指した先に会ったのは
実に空虚な気持ちだった
コップの中に十を入れよ
そしたら溢れてしまった物が
おしまいなので満腹なので
くだらないと銃を撃ち
その惨劇を神目線で見て
十中百と成り下がっては
その煩わしい一以外が
信用できなくなった
涙が溢れる満たされなくなる
いくら目指しても何故が
十に辿り着けなくて
だから人は安牌として
十中八九と
諦めてしまったのか
重ねた罪を十まで溜めて
それが本当だとしたら
僕として終わってしまう
それで十重してしまって
もう欠片も思い出せなくて
十中零となっては
最早何も生み出せずに
只嘆いていた
|
|
|