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氓
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作詞 Ibu |
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「この世界は残酷だ」
そう呟く氓が一人
全てを知らないが故に
一部を知ってしまったから
「この国には失望をした」
それが本当に云いたい事?
世界中に知れ渡ったらさ
僕だって嫌いになるだろう
何故この世の中は
誰がの涙で成り立っている
叫んでいる人もいる
心の底から
吐いた
「僕はこの国の氓として
恥の無い様に生きていたい」
それすら叶わないのでしょう
叶えたかった事でしょう
「もしも僕がお偉い様に
なれたとしたらどうするか」
思う事すら叶わない
氓だからこその現実だった
「この世界は大丈夫か?」
そう疑問持つ氓が一人
一部を知っているが故に
全貌を明らかに出来なかった
「この国は終わってない」
そう抗うのが本音なの?
世界中に知れ渡らなくても
君だって好きになってたのに
何故この世の中は
誰がの笑顔で成り立っている
消えてゆく人もいる
思いは形へと
変わった
「僕はこの世界の氓として
亡くなってしまうまで生きていたい」
亡くなってしまえば正直
自分とは関係なくなってしまう
「それでも僕が居ない未来も
安泰であり続けます様に」
それだけは叶ったのかな
氓の一人として願えたのかな
信ずる道が見つからない時
自分の立場に絶望してしまうでしょう
信じる勇気が見つかった時
周りを希望で照らせるでしょう
絶望は希望に希望は絶望に
その繰り返した先にあるのは
亡くなっても尚響き続ける
一人の氓の声だった
「自分はこの世界と
氓らしくちゃんと向き合えたかな」
そう自問自答を繰り返して
辿り着いたのがそれなのならば
「僕が逝った後の世界も
きっと変わらないモノであります様に」
そう願うだけでも氓は
生きる価値を見出せたのだろうか
氓よどうか忘れないで
絶望から光るその輝きを
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