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ゲオスミン
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作詞 Ibu |
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雨の、大地の
残り香の匂いです
あの雨を覚えてるかい
覚えてないかい?
悔しいな
降り終わり、残ったのは
残り香の雨の匂い
終わった後に香すのは
大地の匂い
息を吸った
この清々しさは
逆に心地良くて
生きやすかった
生きにくかった
後の祭りとはよく云うもので
雨が通り過ぎた曇り空を
君は何と呼ぶのでしょうか?
名前があればいいのにな
名前は既にあったんだ
雨が、証拠で
その雨の足跡です
あの雨は忘れはしないと
忘れちゃったかい?
思い出してこらん
降り始め、流れてゆき
残ったのは大地の匂い
濡れに濡れた後に沁みつくのは
土の匂い
何も始まらない
一つの解放感は
心地良くなくて
死ににくかった
死にやすかった
でも
臍を嚙むとはよく云うもので
濡れ残った混凝土の痕を
君は何を感じているのでしょうか?
証明できたらいいのにな
証明は既にできていた
どの雨も匂いがあり
降り始めも途中もそして終わりも
僕にとっては掛け替えのないモノだったんだ
だから最後の匂いが頼りだったんだ
雨が止み残るモノがもしあるなら
その大地の匂いを噛みしめる事だろう
君と一緒に外に出ればきっと
爽快な空が広がってる
だから傘は要らない
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