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雨ニ恋シタ少年ノ唄
作詞 Ibu
雨上がりの空、地から
匂いが染みついた気がした
もう同じ雨はやってこないのにな
その雨を思い出す

あの日降った雨は
貴方と一緒だった
忘れる事は無かった
ずっとその匂いを覚えてた

雨の匂いは降り始めと
降り終わりで少し変わるらしい

ペトリコールを感じた時
僕は始まりを感じたの
全てはその出逢いが
僕を僕足らしめていたら

その雨が終わって
ゲオスミンになってしまって
その大地の匂いが
別れを告げたのです

雨が来る時、偶然
君に逢えた時感じた
湿気や気圧が僕にはちょっとの
スパイスだったんだ

多少の頭痛もさ
貴方と一緒だったから
全てが嬉しかったんだ
でも雨が上がってさ

ペトリコールを歌う人と
ゲオスミンを歌う人は何が違う?

雨の中愛を叫んだ
君が好きだと心から
全ては忘れません様にと
濡れながら思っていた事

その雨が終わって
暫くして乾いた時に
「嗚呼、もう二度と」
その先を強がれなかった

それは涙だったのかな
塩っぽい味がするんだ
傘で二人歩いた道は
もう無いのにな

同じ雨が来ない事
それを知りながらも
あの日の雨の匂いを
今でも忘れないけど

もう一度あの雨が
来れば僕はきっと
もう一度愛を叫ぶだろう
それが何処の雨か知らない儘

その雨が終わって
次の雨が来たとしても
「君には逢えないんだろう」と
大地に残った儘

その激しい雨が好きだった

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 雨ニ恋シタ少年ノ唄
公開日 2022/02/22
ジャンル その他
カテゴリ 失恋
コメント 恋をしてしまったのなら、例え一度きりの雨でも
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