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エアロゾールアート
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作詞 Ibu |
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何を描く
何を彩る
何を作る
何を残す
才能の脳で溢れ出ている者よ
その壁画をこの世に創れ
何が良い
何が悪い
何が普通
何が底辺
傲慢の満で満ちている者よ
その壁画をこの世に汚せ
落書きを謳われたそのアートを
人は芸術とは呼んでくれなかった
何が足りないと云うんだ?
上を目指せば良かったのか?
仲間は増える一方なのに
世間からは外れていくんだ
だから色を染めていたんだ
かっこいいと云われたかったから
だからここまでこの絵は出来上がった
そう信じて疑わなかったから
何へ託す
何へ送る
何へ渡す
何へ想う
天才の差異が分かる者よ
その壁画だけで満足はいくのか?
何に伝う
何に願う
何に敵う
何に歌う
凡庸の様では生きてけないから
その壁画が生き甲斐だったんだ
落書きと笑われたそのアートを
仮に芸術と呼んでどうなる?
何が必要だったと云うんだ?
上にしか見えない景色があるのか?
仲間すら恵まれなかったのに
世間が味方する訳が無かった
それでもと色をなぞっていたんだ
羨ましがられたかっただけだったんだ
それでも絵はこうして残っている
ほら見ろ、我ながら綺麗だろ
そう強がれるのは自分を信じていたから
そう頑張れたのは自分を忘れなかったから
でも駄目なんだって知ってから
僕は
強がれなくなったんだ
頑張れなくなったんだ
信じてた事忘れなかった事全てが
報われないと知ってしまったから
でも
何が欲していたと云うんだ?
下の下にまで落ちてまで何が見えるんだ?
仲間というのは結局は
世間様のチームだった
最後まで色を描いたんだ
馬鹿みたいに騒ぎたかっただけだったんだ
何れは絵は額縁に収まり
でもそれじゃ意味ないなんて
最期まで足掻いてたんだ
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