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ヒヤリ・ハット
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作詞 Ibu |
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君は危機感を得た事があるのかい?
危ない事だらけのこの世界を否定した事があるのかい?
ミスを誤魔化して、胡麻擂って困り切って
五万といたらその内の誰がか大失敗を犯すんだろう?
何度も失敗の未遂を繰り返して
未発達な人生を歩んで
気付いたら失敗の取り返しのつかない
所まで歩んでしまったな
同じミスなのに
同じ過ちなのに
責任は他人様に
向けられてしまうの
事故らせてなければ、セーフでしょ?
傷を付けなければ、問題ないでしょ?
だからって冷や冷やさせるその行動が
いつしか嫌味に見えてしょうがないの
間違っていいのに
取り返しが付くのに
責任転嫁が板についてしまってさ
馬鹿だからってなんなの?
知恵がないからなんなの?
僕は僕なりに意思を持って
生きてるんだからさ
そこの少年、その先は危険だ
取り返しのつく内に引き返した方がいいってもんだろ?
未来の君なんだよって言っても信じてはくれないし
気味悪がられてお終いの話なんだろう?
何度も失敗の未遂を繰り返して
それが慣れてしまった
しまったか?しまったなら?
最早それは失敗と同類だろう?
「失敗を恐れないのでいいのです
恐れた瞬間君の価値は無くなってしまうのです
いいのです、そのままの君でいいのです
君自身がルールであり、正義であるのです
注意された?危ないと言われた?
それを無視するのが我々自身のルールなのです
それだけを頭に叩き込んでいればいいのです
邪魔する者が居た?
君が罪を背負う必要などは無いのです
只々、そこにある道具を使えばいいのです
大丈夫、誰も君の事は傷付けはしないのです
全員倒れているのを只々堂々と歩けばいいのです
自分だけが生き残っていれば
日常に溶け込んでいれば
君を罰する者は何処の誰も居ないのです
それがヒヤリ・ハット
事故すら起こさせない我々の正義なのです」
既に起きてしまっている事に気付かず
己の罪の認識すら叶わず
事前の発見すらも分からずの儘
生きてしまった奴の末路は
ヒヤリとさせてしまったのにな
ハッとさせてしまったのにな、なぁ
積み重ねた無事故が
今回の事故に繋がってしまったの?
手違いで許して
勘違いで終わらせて
礼儀作法ばかりが上手くなってさ
馬鹿だっていいでしょ?
知恵不足がなんなの?
僕の事を止めないでよ
止めた所でこの事実は変わりないんだからさ
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