|
|
|
隠れんぼのチンアナゴ
|
作詞 Ibu |
|
「もういいよ」
隠れていた
前に進むのが辛くて
「まだだよ」
なんて台詞
云えたらな
隠れんぼ
みたいでいいね
そんな些細な事でも良くて
砂の中から
出てくるのは
遊んでいる振りをした僕の
何を知ればいいのかな
形が似てればいいのかな
チンアナゴとは良く云われたもんで
未だに隠れているのは
何故?
隠れてるじゃなく隠したかった
僕の本音という醜さを
誰かに可愛がられたなら
素直に嬉しいと思えたら
「それ程嬉しいね」って
云える日が来るのかな
もう飽きた
そう云ってもさ
遊びは続いてさ終わらなくて
偶にはと
出る時もある
一人だけじゃ寂しすぎるから
「もういいよ」既に云った言葉
誰も届かなかった言葉
同じチンアナゴとは云われたもんで
彼の方が包まれていた
そう?
隠してるじゃなく隠してた
自分を見るのがこんなにも怖く
誰かに愛されたのならば
素直にありがとうの思いを
「本当にありがとう」って
云える日はまだ来ず
隠れんぼのチンアナゴ
隠れてたのは僕だった
見せたくないを嫌った
自己嫌悪の末
せめて頭だけでもな
出せたら景色が違って
この世界も悪くないって
思えたのかな
隠れなくっていいんだよ
そう云い聞かせても勇気が持てず
隠れんぼが続いてるって
逆に云い聞かせていたのです
「ごめんね」の一言が云えたら
許せる人もいるのかな
|
|
|