|
|
|
乙女座のスピカ
|
作詞 Ibu |
|
「乙女座のスピカを見に行こう」
そう君は呟いた
「今日はいつもよりも輝いて見えるから」
そういう君は目を輝かせていた
まるで夢の中の主人公になったみたいに
その中心を描いてなぞっていた
「あれとあれを繋ぎ合わせれば」
星座を作ってゆく
乙女の様な彼女の目は
余りにも美しくって
ああ、星がいつもよりも輝いてるのは
君が映し出してくれるから
「ねえ、このまま二人で行こうぜ」
なんて云えない自分が格好悪く見えた
「『それはまるで真珠の様だ』って昔の人は云ったみたい」
そんな事云う君の背中を見て
「それなら君はどんな星が似合うんだろうね」って
つい言葉が溢れた
「君がその星を決めればいいよ」
からかっているのか分からない
やっぱ君は
あの星の様だって
云えたらきっと、恥ずかしくってさ
星なんて見れなくなるから
「まだ一緒に見に行こう」
その言葉を胸にしまった
馬鹿けているよどうして
星よりも君の方が輝いて見えるのさ
その長い夜が終わり
自分だけの幸せが終わってく
君はどう思ってたのだろう?
僕はどう思ったのだろう?
その行方は僕の心は
遥か彼方に飛んでしまって
もうあの景色は
君の姿は
見れないよな
見たかったな
それが僕の願い
諦めが付けば
楽だったのに
僕は今でもあのスピカを
思い出す
|
|
|