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雨伞
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作詞 Ibu |
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雨が降ってきたな
だから、傘を差さないとな
今日はよく眠れなくて
雨粒の音を聞いてた
濡れるのが嫌で隠れてた
でも、時間は刻々と
迫ってくるものだから
準備をしないとね
その雨はいつもより激しく
まるで、僕の心の様だった
傘を差して、今日という道を歩もう
夏の日に起きた、二度目の涙
この傘は思いの外役に立たなく
僕は濡れて歩いてた
今日という日の為に
認めたのに
その涙は勢いを増す一方で
空を見ても
雲行きは良くなくて
いつもよりも寒く感じた
激しさは強くなるものでして
あの時の自分は、傘を手放した
傘があっても、状況は悪くなる一方で
僕が流した、何度目かの涙
心だけでも守ってほしくて
仮でもいいから、傘をまた
差さないとこの温かい雨が
僕を包み込んでしまうから
心に傘を、僕らに気持ちを
濡れない様にとそっと、そっと
雨の感情が見えた気がした
この卑劣な雨がその感情だった
僕らが涙を流し終えるまでは
その雨も止む事は無かった
寂しい蝉の音が聞こえるこの場所で
只々、雨が降ってた
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