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毒煙
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作詞 Ibu |
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この煙を吸う者は
己の寿命と引き換えに
謎の快感を得るらしい
どうしてなんでしょうか?
分かりやすく毒と分かる様に
色を紫色に染めたから
日常に蔓延る死と
隣り合わせにいたから
毒煙が目に見えないから
盲者にも伝わる不思議な匂い
例え晴れ渡っていたとしても
免れないな、悔しいな
この煙が何を表すのか?
子供の頃は分からず
寿命よりも大切な者なのか?
それも一つの中毒なのでしょうか
分かりにくく毒と混ざれる様に
色は日常色に染めたのなら
いつの間にか喰らった空気
隣り合わせじゃいられない
毒煙が目に見えた時
晴眼者すら混乱する気味の悪い匂い
今日の空は曇空だから
どんよりと、なってしまうな
一人一人、その煙に向かっていく
私私だけ、取り残されてゆく
ああ、だから毒なんだな
誰もが辿る憂鬱の毒
身体が持ったとしても
心が持つ事ができない向かう匂い
雨が降ってきたな、死にたがりの季節だな
味わったその煙を吸いながら
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