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未読
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作詞 Ibu |
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その本は何を写しているのか?
未だ読めず、本は閉まったまま
いつか読める日が来るのだろうか?
いつか読んだあの日の様に
数ある書籍はあれど
その文字が読まれる事は
未来の先の先の話にしては
とても陳腐なもので
まだ読める日が来るのでしょう
未読のサインが埋まるその日まで
衰弱していくこの弱々しい身体が
まだ読もうと思える日まで
開けば何の本なのか分かるでしょう
今も知れず、栞に挟んだその本は
いつかオープニングを飾るのでしょうか?
それでもエンディングを飾るのでしょうか?
数ある図書はあれど
読めた本は少ないな
過去の後の後の史実にしては
あまりに素っ気無さ過ぎて
こんな気持ちで好いのでしょうか
既読の合図はまだ来ないな
脆弱なる故の精神の助けての三文字
その物語を態と切ってしまったのです
言葉って難しいよな
文字に起こすって難しいよな
そうやって過ごしてきたから
単純な言葉しか出てこない
まだ読んでいないのならば
これからの始まりを彩るのならば
その色を今から染めに行こう?
寂しさが亡くなってしまわない様に
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