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さよなら彗星
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作詞 Ibu |
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私を置いていってしまうでしょう
私を老いてもいってしまうでしょう
さよなら
今にも消えてしまいそうな
そんな星をさ
消えかけのほんのちょっとの欠片を
見据えて、挨拶をしたんだ
こんにちは、そしてさよならなんて
云いたくなかったな
云えば終わってしまいそうで
だから、君が居たという事実だけを
書き留めてはくれないか?
詩にすれば、届きそうでさ
詞にすれば、間に合いそうでさ
でも、終わってしまうんだな
少しだけ、雨が降った
「あの星に名前を付けよう」
君はそう云って笑っていた事を
誰よりも、僕よりも、覚えていたんだ
あの流星の中にも
僕が付けた彗星はあったのかな
さよならを云うには早過ぎる
云えば本当になりそうで
云えば嘘にできそうで
でも、ゆっくりとその星は
終わりへと向かっていく
好きって云えば涙が出て
大好きって云えば流れてきて
雨雲が怪しくなってきてさ
もう見れない、そんなの嫌で
あの春もあの夏もあの秋もあの冬も
ずっと書き留めていた、そう
星日記に認めた愛情も
君にだけと認めた恋情も
届かなかった
「さよなら彗星」で末を閉じて
強がっていた感情が溢れ出た
「好きだった」「大好きだった」
「もう駄目かな」「ごめんね」
そんな儚い恋だったんだ
もう一度、あの彗星を見つけられたら
もう一度繋がれたのかな
そんな話で良いんだ
良いんだ、良いんだ
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