|
|
|
貪る樹海
|
作詞 Ibu |
|
強欲に塗れたこの樹木は
僕を迷い、飲み込まれていく
それは海の様、でもこれは迷宮の様
一度迷えば、二度の外は無い
そこらを見れば見たく無い者が
遺体として存在している
自殺だったのか、或いは足搔きだったのか
今の僕には分からない
落し者は何ですか?
見て欲しい者でしたか?
それとも見て欲しくない者でしたか?
僕はまた生きてる
この樹海に貪られた僕は
シニタクナイを暗示に歩く
路を外れた者は
この幻想を見るのでしょう
この樹海は僕を優しく
シニモノクルイにさせてしまうでしょう
そういう結末でしょう
それ程に厖大だったから
静かな静かな、路を生きていた
心を心を、そこに置いていって言って
足搔きの亡骸を
死にたかりの亡骸を
見続けた者でしょうか?
何故かまた生きてる
この樹海の貪りはこの地球(ほし)を
シノメノマエとして包み込むのでしょう
歩いていたこの路は
いつの間にか緑路(りょくろ)に変わり
悪名付けられたその樹海は
シノショウチョウとして僕を殺す
生かされていたのは
この今日という日の為
ララララ...
貪る樹海はこの僕を
シニタカリヤにさせてしまった
それ程までに絶望的で
悲しみに更けていたから
最期までこの樹海は
シエラビをし続けていた
今日は僕がその出番
何れは土に還る
|
|
|