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その旨そうな匂いのしたお前は
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作詞 Ibu |
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寝ている時に香った
その正体不明の匂いは
いずれ気付いていくのさ
君の様な旨そうな匂いをした奴がさ
喰わぬよう、食べぬようと
生き物を食らわず生きてくなんて無理な話だ
食欲旺盛の貴方にはこの植物が
お似合いの証なんだろう?
さあ、奪い合いだ
君の匂いを嗅いだ日から
この世の中が変わっていくのを見続けていた
弱肉強食の高みを見たときに
憐れんでしまった、護りたいんだって
旨そうにしていたら食べられるって
守らなければとこの約束を
こっそり僕にしてくれよ
皆が幸せでいられるように
起きたときにまだ香った
今度は知っているその匂いは
欲望に身を任せてしまったら
何時か君を食べてしまうだろう
「残さず食べよ」「食わず嫌いだ」
食べる側があまりに酷くてさっていう話なのさ
無味無臭ならどれだけ良かったかと悔やむ話だろう?
生き続けろって
人が上に立つことと
僕が誰かを守ることの
何処に矛盾があるというのだい
生き続けたモノの価値だと
頼られる続けるモノの価値は
分かる筈無いだろ
どっちが勝ちなんだよ!!
答えをくれよ!!
僕は人と呼べる程偉くなくってさ
だから、動いていたんだ、誰かを救えるようにと
幻を逃してしまう前に
助けを聞き逃さない様に
覚悟を決める
お前を助ける為ならば
この世の匂いを拒絶してやると誓ってさ
食べるのは僕一人で十分だからさ
助ける為に、命一つ投げ捨てていいと
弱い者が喰われ、強い者が生き残るのなら
僕は弱い方に手を伸ばしたいんだ
僕の我儘とか言われてもいいから
君を最期迄生かそうと思う
足掻き続けた先に先にもしもそんな未来があったのなら
僕は戦う
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