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長いうた
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作詞 Ibu |
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長い、長い曲が始まる
空いてきたといえばそこまでだけど
僕の僕の歌が始まる
人生という歌が始まる
昔点を付けたあの歌を
君はまだ覚えてるのかい?
君らしく、そして僕らしく
歩むんだこの長いうたを
名の通り長いうたが始まった
此れからいう事を覚えられるかは
僕に掛かっている、僕が歌うからだ
名の通りヘンテコなんだ
僕が云えるかは分からないけど
僕は今までで一番長い曲を歌う
テンポは遅くていいから
先ずは自己紹介から始めましょう
僕は僕!それ以外には有り得ないからさ
こんなんでいいのか?
僕という仮面は剥がれ落ちてく
感情の暴走が始まる
感情の本能が目覚める
此れが僕なのか!と
此れが僕なのか?と
何度も確かめあって
僕で有る事を知って
メインに立つ前に長い呪文を唱えよう
何時か僕が唱えなきゃいけない呪文を
言の葉という言う木の葉のように
歌いたいから歌うんだ
それを知った瞬間、僕の中から何かが生まれて
エネルギーを溜め込めるだけ溜め込んで
常識なんでものはここでは通用しない
僕が僕で有る事をもう一度確かめるために
僕という長い人生が
君にとっては短い人生が
通り過ぎていく、神様に拝んでいく
運試しの御神籤で大吉を引いた所で
全くの意味がない、寧ろ運力が朽ちただけだろ
僕というはじまりが
君にとってはおわりが
一時停止される、留まらないように
幸運をミックスジュースにしてみました
味はどうだい?苦くて渋い味だろ?
「楽しかったかい?辛かったかい?」
そういいながら現実に帰っていく
夢の中の劇場を続けさせるのは君だ
僕という長いうたが続いている
語り尽くせないことがあるから
語り続けるんだ、永遠に違う様な
またまた夢の中で旅をしている
きっとそれを夢中と呼ぶのかな
ずっとずっと続くといいな
速度は変わらずでいいから
またまた自己紹介の時間だ
僕は僕?未だに分からない事が多いんだ
これでいいのか?僕は僕に問う
感情の制御が利かなくなる
感情の止め方が分からなくなる
此れが君なのか!と
此れが君なのか?と
此れもどれもうんざりだ
君で有る事を知って
ここでちょっと長い詠唱を始めよう
何時か僕が唱える筈の詠唱を
言を語るから言の語のように
伝えたいから歌うんだ
それを知った瞬間、僕の中から溢れ出てきて
魂を溜めるだけ溜め込んで
ここで常識が問われるんだ
君が君で有るを何度も確認するために
僕という短い人生が
君にとっては長い人生が
流れていく、今は仏様に拝んでいく
運試しのルーレットで大当たりを引いた所で
それも意味がない、またまた運が朽ちていくだけだろう
僕というおわりが
きみにとってははじまりが
一時停止される、止まらないように
悪運をミックスジュースにしてみました
「苦しいかい?飲み切れないかい?」
そういいながら夢へと逃げてく
現実の中のストーリーを進めさせるは僕だ
此処迄来るのに何年、何百年、何千年とかけてたのか
記憶力の回路、此れを超えられぬ内は凡人か
Is this me¡ Is this me¿分からずにいる
此処に来たからには長いうたを終わらせないとな
今までで一番の自分を問う曲、君を問う曲
悲しいかな此れが現実だ
今まで辿ってきたその道しるべを
だからなぞるんだ、その道って奴を
僕の人生はこの曲よりも長い
だから、永遠(とわ)など永遠に無い
出来る限りの足搔きを
出来る限りの藻掻きを
覚えていられるその一瞬迄
誰かいないの?って問いかけたら
いないいないばあっ!ってひょっこり現れた
小説を書くよりも単純でも
小説よりも内容は濃い
きっとこの曲も欠片しか歌われない
一部しか歌われることがない正に
一簣之功の努力も報われない
一部始終の賜物だろうさ
"さいご"といえば聞こえはいいけど
"さいしょ"と聴けば不快気分に陥るさ
テンポもリズムも狂った
最恐のパレードが始まる
何か何で何故に何で気味の慝い
罪悪感に教われなきゃいけないの?
ごくりごくりと時は進んでいく
僕は僕で亡くなっていく
亡くなった先にあるのは無だよと問い続けて
生まれ変わりなどあるわけないしって
落ち着けって有るに決まっているだろうって
これ以上語るには
私の語彙力が足りなすぎる
僕という長いうたがもうすぐ終わりを知らせる
腹を割ってまで話したかった事かい?
怒りの事を淑慝の事を
最期まで歌を語っている
きっとそれを歌語と呼ぶのかな
ずっとずっと続くと思っていた
速度が落ちていくのを感じた
僕という限界が
きみにとって余裕だと語った
そうか僕はちっぼけだったんだ、だから拝んでいく
場所環境という運試し、僕は素敵な場所に生まれた
その代わりなのか災いを手にしたのは
僕という最初が
君にとって最後なのだとしたら
以湯止沸だったんだ、馬鹿げた話だよな
この世の全てをミックスジュースにしてみました
「踏ん張ってみな?先にご褒美があるからな?」
现夣(げんむ)の狭間に立っていた
現実も夢もどちらも進めさせるのは君だ
吝かではないからさ
僕という長いうたが終わる
僕の菩薩というか悟りの唄は?
喜怒の事も哀楽の事も
最期ぐらいゆっくりさせてはくれぬか?
こっくりとくっきりとはっきりと空いていく
ずっととは言わなかったけど
終わりのチャイムを聞いた気がした
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