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日曜日の
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作詞 澪 |
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―退屈だ助けてくれ・・・
彼にそんなメールを送ったのは午前10時のこと。
返事が来ないからきっと寝ているんだろう・・・
諦めてヒマ潰しにお菓子なんぞを作りはじめてみた。
時間がたって時計の針は今日が始まってから1週した。
目の前には4種類のケーキとクッキー。
誰が食べるんだ?
作りすぎを憂えても意味をなさない
明日学校にでも持っていこう。
時計を見たら午後2時30分
ケータイを見たらメールが1通
―目が覚めたらこんな時間だった・・・(汗)
およそ5時間遅れの返事はその一言。
昨夜は何時まで起きてたの?
気になったけどあえて聞かない。他愛もないやり取り。
―あぁヒマだよ遊びたい・・・
―じゃぁどっか行くか〜?
そう来た返事に時計を見れば既に3時を回ってた。
急いで支度をしてバター臭い家を飛び出せば
思った以上にいい天気。
待ち合わせ場所で君を待つ。
時計の針は4時10分。
だいぶ遅れて君が来た
時間は既に4時30分。
特に何処へ行くでもなく
ゲーセン行って書店により、欲しかった画材を買った後
特に何をするでもなく
ベンチに座って長話。
メールだと何か億劫で、
話が続かなかったりするけれど
会って話せばそれもなく
あっという間に時は過ぎる。
時計を見れば8時30分。
帰らなければいけない時間
なんせ明日は学校だから・・・
空が明るいままだから、気付くのは少し難しかった
確実に過ぎるこの時間
長いようで短い1日
君とはめったに過ごせない
少ない少ない日曜日の時間。
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