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百発百中
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| 作詞 岸里 透 |
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用意されたゼロサムゲーム
実力と運の長期戦
根拠のない縁起担ぎ
勝つことだけ祈るギャンブラーだ
人それぞれ スタイルがある
三者三様のやり方で
零落(おちぶ)れるか 成り上がるか
それとも 変わらずに居続けるか
誰もがみな 馬子(まご)にも衣装
いつよりも増して 飾り立て
頭の中 詰め込まれた
練られた計画に 何が要るか
一弾指(いちだんし)の判断がカギ
絶対など無い 九分九厘
二者択一 取捨選択
甲乙つけがたく 苦戦しては
四の五の言わずに
一パーセントに託してみる
百発百中 頑張っていれば
次こそは運命が巡ってくる
さぁ 一発！
ねぇ ここらで 人生という賭けをしてみないか？
安全牌(あんぜんぱい)を切りすぎて 面白味もなく 中途半端
この身を献じるほど 存在価値を見出せないまま
泣きの一回も許されず
門前払いされた挙句 背を向けられた
白を切っているつもりでも
相手から見れば筒抜けで
下手な嘘が演技ならば
相当 癖のあるギャンブラーだ
呂律(ろれつ)が狂い しどろもどろ
立つ瀬が無い上 四面楚歌
一か八か 自棄(やけ)っぱちで
手を替え品を替え 組み替えては
五里霧中 無我夢中
暗中模索で探していく
四苦八苦 十中八九
テンパっていたら
知らぬ間に術中に嵌(はま)っていく
間一髪のところで 一筋の光明(こうみょう)が現れた
この切羽詰(せっぱつま)ったシーンで いい流れを立て直せるか
でも 待った！
雄弁は銀 メッキが剥(は)がれたら お終いだ
九死に一生を得る機会 チョンボなんてするな
オールグリーン 準備万端
七転八起(しちてんはっき)で
土壇場の中に立たされても
本領発揮の合図が見えたら
遺憾なくひけらかし 走っていけ！
さぁ 出発！
目的地まで一気に行きたいと考えたが
色んなローカルルールがある中で翻弄(ほんろう)され続けては
二の舞は演じたくない 二の足を何度も踏んでばかりだ
ぽんぽん横槍(よこやり)入れられ 村八分にされる結末か
危機一髪！
ねぇ ところで 人生をもっと楽しんでみないか？
素直に シナリオ通りに進んだドラマのストーリーか
順当に満足のいく役につけるのは雀の涙
まだ感じたことのない高みを目指して
咲き誇るといい 百花繚乱
容易にいかないこのゲーム
小さく独白 吐いていた
四六時中 地道に行く
流されるまま 賽(さい)は投げられた
平成から令和に変わり
下らぬ哲学なら捨てて
所詮 全部 運否天賦(うんぷてんぷ)
千里の道に 日々を刻んでは
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