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cloud
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作詞 peace . |
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霧の中 煙を吐く
東からの光に 透けて白く
僕の手は 透けて 淡く
足が浮く 天高く
宙の白さに 目が痛くて
僕の色は 光に飛んで
見下げた君は 傘に抱かれて
僕にはそれが悔しくて
夏の手前で君をおもって
晴れ渡るかな 声は通るかな
静かに溜まるかな 君は笑うかな
揺れたアジサイに 足を止めた
ほどけた靴紐に気づかない君
夢の中 雲を欠く
君無の日々は 夏の雨
私の手は 空を切る
足がしずむ 水たまり
にじむ青さに 色はなく
私の色は 君だったの
見上げた空に 星はない
私はそれが 悔しくて
空のかなたのどこにいるの
飛び込めるかな 水面下に
空に近いこの場所から 君は笑うかな
揺れるアジサイを握りしめて
靴紐をほどいた 君はいないから
聞かせてよ 君の声を
何度願っても 届かないのに
今この瞬間に 落ちたしずくが
最後の悲しみだと 教えてくれた
君が好きだった アジサイに
うつろう中の 悲しみは
果ての笑顔へ 繋ぐから
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