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再生
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作詞 文文 |
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外にでるのが怖い いつから始まったのか
扉の外は前と変わらないはずなのに
他人の存在自体 コンプレックスだったんだ
あの中では自分が 醜く劣って見えた
他との接触を拒み 自分を見つめすぎると
その存在がいつか 曖昧なものになった
テレビの中で暮らして 台本通りの感情を
演じているみたいだ 堕ちていく自分を見た
気が狂いそうになって
壊して壊して壊した後
惨めに泣いたよ
打ちひしがれていたが悲しみはやがて消え
一人でいる虚無感に恐怖を覚え始めた
外に出ることの恐怖とせめぎあいが始まった
このままでいたいのにそれだけの強さも無い
扉に手をかけて戻す 毎日その繰り返しで
一人でいればいいものを 何を期待するのだろう
本当は分かっている 話を聞いて欲しい
傷付いてもいいから 返事をしてほしいんだよ
涙が止まらなくなって
震えて震えて震えた後
勇気を出したよ
扉の外は前と変わらないはずなのに
今は少し明るい 空はどこまでも高く
その下に沢山の 人がいる ぼくがいる
ゆっくりと歩いていく 再び人ごみの中へ
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