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アノハナ
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作詞 文文 |
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君が太陽でぼくが雨雲
狭い庭の上 花を育ててた
互いに協調してさえいれば
枯れることなく咲き続けたのに
いつしか降りすぎた雨が
根を腐らせた
あの花を咲かせたのは君だった
あの花を散らせたのはぼくだった
なら一つ確かめたい事がある
花を植えたのは・・・
君と会うまでは知らなかったんだ
花の育て方、その美しさ
行くあてもない花の胞子は
風に乗り遠い大地の上へ
迎えに行くこともないが
咲いてて欲しい
大切な言の葉一つ足りなくて
繕った葉は無駄な時間と舞い落ちた
ただ一つ守りたいものがあった
太陽に伸びた花弁
誰も知らない花がある
大切な人ができたとき
二人の間に生まれる
甘い香りの花の名を
君だけが知っている
あの花を咲かせたのは君だった
あの花を散らせたのはぼくだった
互いに持ったやさしさや傷が
花を植えてくれていた
二人でいるために
離れないように
でも確かめる君はもういない
あの花はもう・・・
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