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音狂い
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作詞 YOUSHIN |
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純情が溢れるかふぇてりあで
しぼんだ風船がゆらゆらと
陽炎をよこぎります。
貴女は夕陽の沈むぷらっとふぉーむで
乱れた黒髪がゆらゆらと
路面電車が汽笛をあげます。
揺れる車体、踊る胸
なんて、幻想的では、無いんです。
渇いた水筒の底が僕の心持ちを
語ります。
海辺の街が見えます。
夕闇がゆらゆらと
音をたてて迫ります。
怖しい虚無感は貝殻に
閉じ込めて、
星空を見上げます。
なんだか眠いんです。
貴女に行き先を聞こうとしても
貴女は白痴美を晒して
眠ります。
流れるのは波の音
光るのは星の音
揺れるのは夜の音
聴きたいのは恋の音
苦しいのは僕の音
欲しいのは貴女の音
何処へ行くのでしょう。
何処へ行くのでしょう。
わからないんです。
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