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夢幻泡影
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作詞 青壁遊磨 |
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わたしのまなこが歪み錆びた針を落とす
もう間に合わない 泡沫になる
まだ眠る未来に篭る胎児のように
言葉にならない 歌を歌おう
叫ぶ鬱な内な慟哭が漏れる
窓を開けた 月影を浴びる
渇望が溢れる明後日への希望
「もうやめよう」 息を閉じる
ガラクタ満天 ほら鎖を繋いで
お化けの時計が 「置いてかないわ」
乗り込んだのは不動車 4次元線路を走って
誰かになりたいような気がした
未発見の原子があたりに立ち込める
「ここじゃないわ」 座標の果て
強欲な花が咲いて美しく魅せる
青く枯れたような わたしの
さんざめく部屋で 情操が住み着く
妄執を祓い たまゆらに信じて
欠けたメリーゴーランド 背中が震える
埃が煌めいた それならきっと大丈夫
幾度となく過ぎて 死んでしまった時間への
弔いと今のため 続けあの電波を追いかけて
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