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御髪花(ミグシバナ)
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作詞 憂姫之城 |
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髪を束ねる様に
心すら邪魔にするのですか?
一筋の願いが今 リボンからこぼれた
耳に囁きながら
舞い落ちる確かな思い
尚も貴方、寂しくないと云えるの?
残った傷痕ばかり
数え過ぎてしまうね
目に見えるものだけが
全てじゃないと気付けず
夜も眠れぬ程に
千々に乱れるその心
ベッドの上に 漆黒の花を咲かせる
ほんの欠片でもいい
花を光に曝す勇気持てたら
もっとずっと美しく咲き誇る
憂いを帯びた瞳を
前髪で誤魔化さないで
白すぎる顔色は隠しようもないから
曖昧な未来に
不安ばかり覚えて
確かに思えるものを
過去に求めすぎていた
狂い咲きを怖れて
堅く結んだ蕾は
一つ二つと夜露に濡れていくけど
身も焦がす情熱の
紅さを知った貴方は
今宵こそが限りと 咲き誇る
鮮やかに 艶やかに
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