|
|
|
黒酢
|
作詞 きち |
|
かかとが少し痛い
なぜなら、扁平足の指には床をつかまえる力がなくて
かかとで全体重を支えるから
これは、危ないサインだ
足を見下ろすと、まあ緩かったはずのボアのスエットは
はり詰めている
まるで太いしらかばの木
赤ちゃん履きのスエットを少しおろす
巨大な武蔵野台地の登場だぜ
もうすぐ生まれるんですって顔で
大事そうにさすって歩けば
みんなの視線が優しく注がれそうだ
はちみつ黒酢を飲まないと
飲めば飲むほどからだが軽くなる
そんな気がする
気がするだけかも
重い目と鼻がすっきりと軽くなる
一個だけ買うより
三個まとめて買った方がお得
口紅が、ストローだけじゃなくパックにもべったりつく
それくらい、必死に飲んじゃうんだよな
15秒でなくなるんだよな
そのあとすぐに体重計に乗っちゃうんだよな
|
|
|