|
|
|
夜行進
|
作詞 舘花 賢哉 |
|
そっと息を潜めて その時を待つ臆病は
確かに今は奥底に溜め込んで 出口通る手前
ふと空をみあげて 染まる紺碧に気づく
あの一段と目立つ星が 放つ光芒はもう見えない
散り散りの機械音と 整った足音
拍子合わせして 混ざりあって動き出す
行き場のない僕ら 音で繋がって
喧騒の夜と歩く
まだ僕らが知らない
夜の行進の 行方はどこへ
虫の息が聞こえる 希望を知る前に
灯した熱灯と一緒に どうか焼き尽くして
見る月のない一輪が 動けないで雨を待つ
また屈折しないように 抱えて 閉ざして
曖昧に濁して 包み込んだ言葉が
ゆっくり突き刺さる
きっと色とりどりさえ
かき混ぜたなら 残るものは1つだ
散り散りの機械音と 整った足音
拍子合わせして 混ざりあって動き出す
行き場のない僕ら
音で繋がって 喧騒の夜と歩く
まだ僕らが知らない
夜の行進の 行方はどこへ
翌る日に僕らを 照らすあの光は
行先もないままに
きっと最後の 最後にはたどり着く
夜を忘れて
僕らは
僕らは 夜の行進となって
紛れていく
|
|
|