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風船
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作詞 しんごS-ing. |
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固結びで結ばれた
赤い風船何処にも行けずに
ただただ浮いては揺れた
少しの幸せ噛み締めて
どうしたいかなんて
どうでもよかったんだ
結ばれた糸が解かれた
いらなくなったらサヨナラ
柔らかな風に連れ出された
寂しさなんてつまらないから
吹く風に任せて空に向かっていく
ふわふわ何処に居たらいいかな
流れた時間の間きっと眠ってた
木漏れ日を塞いだんだ僕が
公園の片隅で抱きしめられた
優しい木の枝が離さない
さっきから指を指して
僕を見つめる優しい目をした人
僕のヨレタ糸に手を伸ばす
届かないまだ届かない
何を望めばいいんだろう
ただ見つめる僕はなんだろう
どうして君はそんなに必死なの?
いつかまたいらなくなるんだよ
痛いくらいに膨らんで
たくさんの僕が作られた
無造作に渡されていく僕
どうして僕がいたんだろう
誰でも同じ形をして
少し違う色なんだよな
ほら君は泣きながら帰ってく
いつかは忘れられるもの
僕がつくられた意味を
誰かにつくられていく
少しずつ萎んでいく夜
君の涙を想い出していた
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