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弱者の叫び 続
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作詞 負け犬の弱者 |
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ああ、僕が認めてほしいのは自分の弱さだった。
弱いと言ってほしかった。望みはないと言ってほしかった。
誰かが夢をつないでしまった。弱者にはないはずの才能が、弱者にあると思わせた。
そういう才能があった。
弱者を体験した強者は、弱者であると嘯き才能を振りまいた。
それは弱者に、夢という名の呪いをかけた。
弱者に必要なすがる相手すらいなかった。
思う相手もいなかった。好きな奴の幸せすらも願えなかった。
弱者に必要な生き残る悪知恵もなかった。
それでも刃向かおう。抗おう。
この世のすべての才能に、この折れたままの心で。
負けることなど当たり前だ。
勝てたと思ったことなど一度もないけれど。
強者がぶら下げる偽物の希望に騙されるくらいなら。
目の前の絶望に立ち向かおう。
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