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冬夜に歌う
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作詞 Sho |
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ガソリンの匂いは今日も変わらず
身を刺す冷気に孤独を深め
夜更けのプレイリスト
攻撃的なメロディに
割って入るクラクション
機能不全の眼が睨んだ
煌めく街の滲んだ光
どこへもいけない惨めな自分
己の惰弱を嗤う深夜一時
折れるシャー芯と心
最適解なんてわかんねえよ
誰でも良いから教えてくれよ
なあ俺はどうすればいい
なあ
平日深夜の繁華街
週末駅前人の波
毎日同じ交差点
耳障りな機械音
そこに意志など介在せず
決別を誓ったこの街は
君がいた場所
その影を追ってしまうよ
点滅する信号機
急ぐ気にもなれず
帰る気にもなれず
行き場のない自分をなだめては
己の運命呪う深夜二時
見えぬ銀河に吠える犬
これでよかったのだろうか
誰でも良いから答えてくれよ
なあ俺は間違っているか
なあ
いつもの交差点にちらつく雪
あの日見た景色
もう君はいない
どこかから流れる絶縁の歌
己の過去を悔やむ深夜三時
血滲むささくれ 指の胼胝
どこにいても苦しくて
ただその後ろ姿に
進むべき道を見つけたのに
急いても追いつけず
離れてくのはどうして
誰でも良くなんてなかった
教えてくれよ
答えてくれよ
なあ
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